前原病院の理念・基本方針の中に《「敬業楽業」自分の仕事に誇りを持って、楽しんで仕事に励みます。》と掲げてあります。
看護部はこの「敬業楽業」を達成するために、まず、第一に人材の育成と定着、そしてチームワークの取れた明るい職場風土の確立を目標としております。
新人教育と同様に、ベテラン看護師も個々のラダーレベルに応じた教育を受けられ、レベルアップできるような教育システムを確立しております。
子育て支援にも積極的に取組んでおり、その人の事情に合わせた働き方を提供しております。また、シフトの工夫で、ほとんど残業時間の発生がなく、育児休暇明けでの復帰率が100%につながっているのはその青果だと思います。
また、様々な取組みから、離職率は毎年5%前後となっています。今後も楽しく仕事ができる体制つくりに力を入れていきます。
理念
病院の理念に沿った、人にやさしい、信頼される、質の高い看護を基本に患者さん中心の良質な看護の提供をします。
方針
- 人としての尊厳を守り、個別性をとらえた看護を行う
- 安全・安心・安楽を保証し、快適な療養環境の提供を行う
- 看護の質の向上を目指し、教育現場を整え、自己研鑽に努める
- 病院経営に関心を持ち、経営改革に向けて効率的な看護を行う
- 地域住民に、親しまれる温もりの伝わる看護を行う
看護体制
- 一般病棟 25床 看護配置 7:1
- 地域包括ケア病棟 26床 看護配置 7:1
- 回復期リハビリ病棟 37床 看護配置 15:1
- 固定チームナーシング
- 受け持ち制・機能別の併用
- プライマリー制
勤務体制
手術室
手術室では、安心・安全な手術を提供すべく、日々業務に取り組んでいます。近年は、患者様の早期の社会復帰と身体的負担の軽減を図るべく、低侵襲(小さな傷)での手術にも取組んでおり、なかでも、高齢者に多い椎体骨折(圧迫骨折)に対し、バルーン(風船)を用いて整復・セメント充填を行う、“経皮的椎体形成術(BKP:BalloonKyphoPlasty)”や、腰椎椎間板ヘルニアに対し、内視鏡下にヘルニアを摘出する、“経皮的内視鏡下椎間板摘出術(PELD:Percutaneous Endoscopic Lumber Discectomy)”などを実施しており、とくにBKPは、県内でも数少ない実施施設の一つとなっています。
また、患者様の多くが抱える手術への不安の軽減を図るべく、術前訪問に重点を置いた手術室看護を実践しています。
患者様に良質な手術室環境を提供できる様、スタッフ一同、自己研鑽に努めています。